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イケダのマグネシウム加工

「マグネシウム合金材」は省力化・軽量化等のメリットが多いため、各業界から需要の大きい素材です。しかしながら、発火性のある素材であることから、切削加工リスクが高く、加工業者も限定されているのが現状です。当社では、永年マグネシウム材の切削加工を手掛け実績を培う中、お客様からも高い評価を頂戴して参りました。材料転換や機能性向上に、マグネシウムの切削加工をご検討の際は、是非お問合せください。

マグネシウム合金のメリット①

​実用金属で最軽量かつ比強度最大

イケダ_マグネシウム_メリット①
マグネシウムは、実用金属中最も軽い素材で、地球上で6番目に豊富な金属だと言われています。今まで鉄などの「重い」金属が利用されていた多くの分野で、部品をマグネシウム加工品に置き換えて軽量化することにより、省エネルギーや事故防止、使用感や安全性の向上などを可能としています。また、軽い一方で、比強度・比剛性が鉄やアルミニウムより優れているのが、マグネシウムの最大の特徴となります。※純マグネシウムの比重:「AZ31が1.78」「AZ91が1.82」。これはアルミニウムの2/3、チタンの1/3、鉄の1/4に当たります。

マグネシウム合金のメリット②

耐くぼみ性

イケダ_マグネシウム_メリット②
マグネシウム合金は、加工硬化率が高い性質を持っています。物体が衝突した時に生じるくぼみは、アルミニウム合金や軟鋼に比べて小さい材料です。携帯電話やデジタルカメラなど、小型家電にマグネシウム合金は最適な材料として使用されています。

マグネシウム合金のメリット③

減衰能(振動吸収性)

イケダ_マグネシウム_メリット③
材料が、耐久限度以下の応力サイクル(振動)を受けた時に、そのエネルギーを熱として吸収または消散させる能力を「減衰能」と言いますが、純Mg及びMは特にその能力に優れています。実用金属中最大の振動吸収性(減衰能)を有しています。振動を嫌うハードディスク・CD・MD等にマグネシウム合金は最適な材料です。またマグネシウム合金は、振動吸収性が良いので、自動車のホイールやステアリング等にも使用されています。

マグネシウム合金のメリット④

電磁波シールド性

イケダ_マグネシウム_メリット④
マグネシウム合金は、30~200MHzの帯域で、90~110dBの安定したシールド効果を発揮します。厳しくなる携帯電話などの限界値帯域のカバーが可能です。パソコンやPDPからの電磁波遮断などに、マグネシウム合金は最適です。

マグネシウム合金のメリット⑤

寸法安定性

イケダ_マグネシウム_メリット⑤
マグネシウム合金は、「比熱が小さい」「加熱されやすく、冷めやすい」といった性質があります。また、マグネシウム合金は、寸法安定性にも優れており、150℃100時間の過熱でも変化量は6×10-6と小さい特徴があります。

マグネシウム合金のメリット⑥

切削性

イケダ_マグネシウム_メリット⑥
マグネシウム合金は、切削抵抗が小さく、機械加工時間を短縮することで動力を節約し、工具寿命を延ばします。
※所要切削動力指数の比較
・マグネシウム合金:1.0
・アルミニウム合金:1.8
・銅:6.3

※本ページの画像は日本マグネシウム協会のWEBサイトより引用しております。

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